未登記の建物の解体工事の流れ
未登記の建物の解体工事の主な流れは、登記がされている建物の解体工事の流れとそれほど変わりません。解体工事の流れは次の通りです。- 解体工事の契約
事前に複数の解体工事業者に見積もりをとることも可能です。
各解体工事業者の見積もりの内容を十分に比較検討して、もっとも信頼できる安心な解体工事業者と解体工事の契約を交わしましょう。 - 必要書類の提出
必要書類の提出は、ほとんどの場合、解体工事業者が代行してくれます。 - 事前準備
建物や家屋内の掃除や片付け、不要品の処分、近隣住民への着工前挨拶、ライフラインの停止手続きなどの事前準備を行ないます。
近隣住民への着工前の挨拶に関しては、挨拶に出向く際、解体工事会社の担当者に同行してもらうことをおすすめします。解体工事会社の担当者に同行してもらうことによって、解体工事についての質問にもその場で答えられるので、近隣住民の一層の理解と協力を得られるに違いありません。 - 足場と養生シートの設置
騒音や粉じんによる近隣住民への迷惑を考慮し、足場を設置して養生シートや防音シートなどで建物全体を覆います。 - 屋根や内装材を撤去する
屋根材や断熱材、ボード類、または住宅設備機器などを撤去します。 - 建物本体の解体工事
建物の本体、主要構造部の解体工事を行います。
一般的に、建物本体の解体工事は重機を利用して行われます。 - 基礎の解体工事
重機を利用して、基礎部の解体工事を行います。
必要であれば、この時に付帯工事、つまり地中埋設物やブロック塀、または庭木や庭石などを解体したり、または撤去したりします。 - 整地
解体工事を行なっている敷地内を平らにならす整地作業を行って、解体工事は終了します。 - 解体工事業者からの必要書類の受け取り
解体工事に伴う必要書類、例えば、取り壊しマニフェストなどの必要書類を解体工事業者から受け取る必要があります。