失敗しない近隣挨拶のポイントとは?

解体工事を行うにあったって、近隣住民とのトラブルは起こり得る事柄です。
解体工事業者が細心の注意をはらって解体作業を行っても、騒音や振動、またほこりやアスベスト飛散といった事柄は起こってしまう可能性があります。
また、工事車両の通行や駐車などによって近隣住民に迷惑をかけてしまう可能性もあります。こうしたトラブルをできるだけ防ぎ、解体工事をスムーズに運ぶためにも、解体工事前の近隣挨拶は欠かせません。
今回は、解体工事前に行う事前挨拶で失敗しないためのポイントをお伝えします。

解体工事業者と一緒に事前挨拶を行う

解体工事は、解体工事業者に全て任せておけば安心、という考えが浸透していますが、近隣住民への事前挨拶においては、依頼者も解体工事業者と一緒に行なうことが重要です。
依頼者が自ら積極的に挨拶に出向いて行くことで、近隣住民からの解体工事への理解と協力を得ることも容易になります。
そして、解体工事業者の担当者と一緒に挨拶に出向くメリットは、近隣住民が何に不安を感じているかを直に聞くことができることです。不安に思っていることや疑問は、同行している担当者が答えてくれますが、その答え方や内容を把握しておくことも大切です。
解体工事業者が質問にきちんと丁寧に答えることで、近隣住民に安心感を与えることができますし、担当者も依頼主が同行していることで、より一層対応に気をつけるのではないでしょうか。
万が一、解体工事中に何らかの事故が発生した場合、賠償責任を負うのは解体工事業者です。
しかし、解体工事を依頼した施主様も、依頼者として道義的な責任を避けることはできません。ですから、事前に近隣住民への挨拶を行っておくことは、後々トラブルが発生した時、近隣住民との関係を少しでも改善することに繋がるでしょう。
依頼者は、業者へ見積もりを依頼する時点で、どのように近隣住民への挨拶を実施する予定なのかを確認しておくことをおすすめします。

近隣住民への挨拶のタイミングは?

近隣住民への挨拶を行うタイミングは、一般的に解体工事に着手する1週間から10日くらい前までに行うのが良いとされています。
その理由は、あまり時期が早いと、近隣住民も依頼者の挨拶を忘れてしまうかもしれず、あまりに挨拶をする時期が遅いと既に予定を入れていて、工事に向けて個人的な準備や調整を行う時間がないので迷惑がられてしまいます。
さらに、事前挨拶当日、全ての家に挨拶をできるわけではありません。中には、留守にしている近隣住民がいらっしゃったりすると、後日改めてあいさつに出向く必要があります。
もし、家の人が留守にしている場合でも、挨拶に出向いたというしるしをポストカードなどによって示すことができます。後日改めて挨拶に伺うという主旨を記したポストカードを郵便受けに残しておくことで印象も変わるでしょう。

近隣住民とはどこまでの範囲を指すのか?

近隣住民への挨拶を行う場合、定められている範囲というような明確なラインはありません。
しかし、解体する建物の両隣の住宅には挨拶を行った方が良いでしょう。さらに、向かいの家3軒や裏向かいの家の3軒についても挨拶を行うことが望ましいです。
建物が建っている現場の状況にもよりますが、工事車両の駐車などを考慮して挨拶する家を決めるという考え方もあります。

粗品を持参する

近隣挨拶を行う際、粗品やお土産を持参すると良いでしょう。
しかし、粗品を必ず持参しなければならないという決まりはないので、依頼者が日頃の近所つきあいやその土地の習慣などを考慮して判断するとよいでしょう。
粗品として喜ばれるのは、タオルや石鹸、洗剤、柔軟剤、サラダ油などの日常的に使用する消耗品や雑貨品が多いようです。
実際に、粗品を受け取って嫌な印象を受ける人はほとんどおらず、逆に解体工事を行う依頼者への印象が良くなる傾向にあります。
粗品はあまり高価な物を持参すると、相手に負担をかけてしまう結果になる場合があるので、金額的なことにも注意が必要です。

まとめ

解体工事を行うことで、近隣住民との間にトラブルが発生する可能性は否定できません。
しかし、近隣住民への事前挨拶をしっかりと行っておくことで、トラブルの影響を最小限に抑えることにつながり、今後の近所付き合いにも大きな悪影響を及ぼさないでしょう。
解体工事をスムーズに終えることができるよう、工事に着手する前には事前挨拶をしっかりと行いましょう。