大阪市の取り組み
大阪市密集住宅市街地整備プログラム
大阪市には戦火を免れた地域を中心に戦前よりある老朽化した建物や住宅が密集した市街地や狭あいな道路が多く、防災や住環境の面での課題を抱えています。
大阪市では市街地の不燃化を促進し、緊急車両の通行や避難経路を確保することで、安全で住みやすい街にするため「大阪市密集住宅市街地整備プログラム」を策定しています。
都市計画道路の整備は地域防災の向上にもつながるため、大阪市ではさまざまな取り組みを行っています。
狭あい道路沿道老朽住宅除却促進制度
大阪市民間老朽住宅建替支援事業
大阪市が策定している「大阪市密集住宅市街地整備プログラム」の一環として、狭い道路に面した古い木造住宅を解体する際に利用できる補助金制度が設けられています。
「対策地区」「重点対策地区」として対象エリアが設定され、対象エリアによって補助を受けられる対象の建物や経費や補助率などは異なります。
対象建物
対象エリア | 対策地区 | 重点対策地区 |
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敷地が面する道路 | 幅員4m未満の道路 | 幅員6m未満の道路 |
建築年 | 昭和25年以前 | 昭和56年5月31日以前 |
※上表の建築年以前に建てられた部分のみが補助の対象
※店舗や事務所との併用住宅の場合は、床面積の1/2以上が住宅であること
※解体工事後の用途は問いません
補助対象経費・補助率
対象エリア | 対策地区 | 重点対策地区 |
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補助率 | 解体に要する費用の1/2以内 | 解体に要する費用の2/3以内 |
補助限度額 | 戸建住宅:75万円 集合住宅:150万円 |
戸建住宅:100万円 集合住宅:200万円 |
※長屋等の一部解体は、戸建住宅の上限額となります。
※別途、補助対象面積に対する限度額単価があります。
(戸建住宅:17000円/m² 、集合住宅:15000円/m²)