解体工事における庭木と庭石の撤去、どうすればいいのか

空き家を解体する場合、問題の一つとなるのが庭木と庭石の撤去です。
空き家の有効利用を考えた場合、庭木も撤去して駐車場にしたいと考えている方は多いのではないでしょうか。
人が持ち運べる大きさの庭木や庭石であれば問題にはなりませんが、大きな庭木や庭石の撤去は業者に依頼するしかありません。
この記事では、解体工事における庭木や庭石の撤去について解説していきます。
庭木や庭石の撤去には幾らぐらいかかるのでしょうか。また、どのように撤去できるのでしょうか。

庭木・庭石の撤去にかかる費用の目安

庭木や庭石の撤去を考えた時に思いめぐらすのは、撤去費用のことではないでしょうか。庭木や庭石を撤去するには、だいたい幾らぐらいの費用がかかるのでしょうか。
庭木の撤去費用の目安は、一般的に庭木の高さで決まります。
例えば、庭木の高さが1.5m未満であれば、一般的な費用の目安は、1本当たり5,000円程です。高さが1.5m以上3m未満の庭木は、一般的に15.000円程です。さらに、3m以上の庭木の撤去にかかる費用は一般的に30,000円程になっています。
庭木の撤去には、トラックでの運搬費用も加算されます。トラックでの運搬・撤去費用は、3,000円から12,000円程かかります。
庭木の撤去費用は、解体工事業者によって異なるので、見積り出してもらうときにきちんと確認しておきましょう。
庭石の撤去は、一般的に重機を使用して行われます。
ですから、庭石の撤去にかかる費用は、人件費と重機使用費、そして処分費によって決まります。
そして、庭石の撤去費用は、主に庭石の重さによっても変動します。一般的に、1㎏につき30円から40円といわれています。
大きな庭石の場合、縦・横・高さの庭石の体積を計算して費用を割り出します。庭石の撤去費用は、庭の状況によっても変わってきますので、こちらも事前に解体工事業者に確認しておきましょう。

庭木と庭石の撤去依頼先は?

庭木や庭石を撤去する際、どこに依頼すればいいのでしょうか。
撤去を依頼するとき、撤去後の土地の活用方法を考慮して決めるのも一つの方法です。
主な依頼先として挙げることができるのは、解体工事業者、造園業者、外構工事業者です。庭木や庭石の撤去を依頼する際の、それぞれの特徴を見てみましょう。
撤去したい庭木や庭石がある土地に解体したい建物があれば、「解体工事業者」に撤去を一括してお願いすることが可能です。解体工事業者であれば、解体・撤去のプロなので作業がスムーズに運ぶだけではなく、ブロック塀や他の付帯工事も一括して任せることが可能です。別の業者に庭木や庭石の撤去だけを依頼するよりも、解体工事業者に一括して依頼する方が費用も節約できます。
庭木や庭石を撤去した後、庭に芝を敷きたい、花壇を造りたいという方がおられます。
そのような場合は、庭木や庭石の撤去を「造園業者」に依頼することをおすすめします。「造園業者」はこの手の作業のプロですので、庭木や庭石の撤去後の作業がスムーズに運びます。
さらに、庭木や庭石を撤去した後、敷地を駐車場にしたい、またウッドデッキやサンルームを造りたいと思っている方は「外構工事業者」に依頼してもいいでしょう。
外構工事業者には、作業するための知識や重機などがそろっており、また次の工程を見据えて作業ができるため工事がスムーズに運びます。

まとめ

今回のこの記事では、庭木や庭石を撤去する場合、費用は幾らぐらいかかるのか、またどこに撤去を依頼すればいいのかを考えてきました。
庭木や庭石の撤去依頼先は複数あり、撤去後の土地の活用方法によって、おすすめの依頼先が変わってきます。また、撤去費用も、ある程度の目安はあるものの、業者によって変わってきます。
庭木や庭石の撤去を行う場合、事前に幾つかの業者に見積りをとり、内容をよく見比べて依頼することが重要です。
事前調査をしっかりと行い、スムーズで安心できる解体工事、また庭木や庭石の撤去を行っていきましょう。