解体工事の際、不用品はどうする?不用品の処分方法と注意点

解体工事の際、空き家に残る不用品はどのように処分したらよいのでしょうか。
大阪市でも解体工事における不用品の処分方法に頭を悩ませている人は大勢います。
そこで、今回は、解体工事においての不用品の処分方法や処分する際に覚えておきたい注意点についても考えてみましょう。
事前準備をすることで解体工事もスムーズに行えます。

解体工事の際、不用品はどのように処分したら良いか?

不用品の処分方法については、大きく2つの方法があります。
解体工事業者に依頼する
一つ目の方法は、「解体工事業者に依頼する」方法です。
解体工事を依頼する際、一緒に不用品の処分もお願いすることができます。依頼する解体工事業者が、どのような種類の家具、またはその他の不用品となる品物を処分できるのかを、事前に確認しておきましょう。
依頼者が不用品のリストを事前に製作しておくと、スムーズに見積もりを出してもらうことが可能になります。
解体工事業者に不用品の処分を依頼するメリットの一つに、依頼する不用品処分のための費用を安く抑えられる場合があるという点を挙げることができます。不用品の処分費用を安く抑えることができる品物の中にはテーブルや棚、またタンスがあります。
品物の材質に関して挙げると、プラスティック製品や鉄、または金属製品を挙げることができます。
自分で不用品を処分する
もう一つは、「自分で不用品を処分する」という方法です。
ご自身で処分することは、費用の節約にもつながります。
自分で処分できる不用品には次のものがあります。
紙製品や生ごみ、食器などの陶器製品や台所製品、そして家電製品などが挙げられます。紙製品や生ごみ、食器などの陶器製品は、自治体のごみ回収を利用して処分することができますが、家電製品は「特定家庭用機器再商品化法」(家電リサイクル法)に指定されているため、粗大ごみとして取り扱うことができないので注意しましょう。

不用品を処分する際の注意点

どんな方法で不用品を処分するにしても、解体工事が行なわれる日までに不用品を処分できるようにスケジュールを調整しましょう。不用品の処分は計画的に行うことが重要です。
例えば、3月または4月は引っ越しシーズンなので、不用品処分を解体工事業者にお願いするのであれば早めの行動を心掛けましょう。また、年末年始も申込数が多くなり不用品回収までに時間がかかります。
さらに、不用品の処分を業者にお願いするのであれば、悪徳業者には気を付けましょう。
近年、不用品回収業者と依頼者の間でのトラブルが増加しています。トラブルの内容は、不必要な処分料金を請求されたというものです。
不用品を回収する業者にビデオデッキのリサイクル料を請求されたという例がありますが、ビデオデッキは「特定用家庭用機器再商品化法」(家電リサイクル法)の対象品ではありません。
ですから、本来であればリサイクル料を支払う必要はないのです。
さらに、「無料」とアナウンスされている不用品回収トラックを呼びとめて不用品を引き取ってもらって、トラックに不用品を詰め込んだ後に処分料を請求されたというケースも報告されています。このケースの場合、不用品「処分料」ではなく、不用品の「詰め込み料」として請求する悪徳業者が増加しているようです。

まとめ

今回は、空き家を解体する際の不用品を処分方法と、不用品を処分する際の注意点を考えてきました。
不用品の処分方法には、解体工事業者に依頼する方法と自分で処分する方法がありますが、一番重要なことは、スケジュール感をもって計画的に行うことです。
その上で、悪徳業者に気を付けることも心に留めておきましょう。