解体工事の失敗事例から学ぶ。解体工事を成功させる秘訣とは?

亡くなった親族から相続した大切な家屋ですが、その使い道についてお悩みの方も多いのが現状です。
空き家の放置は、今現在、大阪市だけでなく全国的にも大きな問題の一つともなっています。多くの方は、空き家をそのまま放置しておくのではなく、解体工事によって土地を有効利用しようと考えています。しかし、解体工事には、まとまったお金が必要となります。
しかし、せっかく高いお金を払って解体工事をしたのに、「失敗してしまった」と感じておられる方もいらっしゃるようです。
そこで今回は、解体工事を成功させるために、過去の失敗事例から学んでいきましょう。
解体工事を成功させる秘訣は何なのでしょうか。

解体工事費用が予想外に高額になった事例

解体工事費用が予想外に高額になってしまった理由には幾つかあります。
2つの過去の事例から失敗した理由を考え、気を付けるべき点を把握しましょう。
1.相見積もりをしなかった例
解体工事業者を選ぶにあたり、いくつかの解体工事業者から見積もりをとることは重要です。
相見積もりをとることで、解体工事にどれほどの費用がかかるのかの大枠を把握できるだけでなく、解体工事業者の信頼性を確かめることもできます。
しかし、解体工事を行なうにあたり、1社だけからしか見積もりをとらなかった例があります。理由は幾つかありますが、忙しくて複数の解体工事業者にコンタクトをとる時間がなかった、または見積もりを依頼したので断りづらくなり、他の解体工事業者への相見積もりを依頼しづらくなり、比較ができなかったという例があります。
忙しい、断りづらい、という理由で相見積もりをとらないのは、高額な解体工事を行なうにあたっては危険なことです。いくつかの解体工事業者から相見積もりをとることをしなかったら、解体工事中、もしくは解体工事終了後に、思わぬ高額請求をされてしまうケースがあるかもしれません。
2.承諾なしの追加工事をされてしまった例
解体工事中に、追加工事が必要になる場合があります。 しかし、解体工事業者の独断で、勝手に追加工事をされてしまい、後になって高額の追加費用を請求されてしまうケースがあります。
解体工事業者によっては、追加工事について事前承諾を求めてくる業者もあれば、事後承諾となる業者もあるので注意が必要です。さらに、悪徳業者の場合、自分たちで埋めたにもかかわらず、地中埋蔵物があたかも今見つかったかのように装い、付帯工事を要求し追加請求を求めてくるケースもあります。
相見積もりの際、安くなる明確な理由もなく見積額が以上に安い業者には注意が必要です。

解体工事を失敗させない秘訣とは

解体工事を失敗させない秘訣とは何でしょうか。
それは、事前に複数の業者から相見積もりをとることです。
解体工事を依頼するにあたり、いくつかの解体工事業者から見積もりをとることは重要です。提出された複数の解体工事業者の見積書を見比べてみましょう。
なぜその金額なのか、また内訳として何が高く何が安いのかを把握しましょう。さらに、追加工事の記載についての説明があるかどうかも確認することをおすすめします。どんな場合に追加工事がなされるのか等を、事前に解体工事業者に確認しておきましょう。

まとめ

相見積もりをとることは必須です。
高額となる解体工事の見積りは、複数の業者で比べる必要があり、内訳までしっかりと確認しましょう。
疑問がある場合、すぐに解体工事業者に質問したり相談したりすることで、不明点を無くしていきましょう。その時の担当者の対応の仕方で、その解体工事業者が信頼に値するのかも判断できるに違いありません。
事前に各ポイントをしっかりと確認し、信頼できる解体工事業者を選択し、不安のない解体工事ができるようにしましょう。