空き家のリフォームをおしゃれに ~「化粧ブロック」とは~

亡くなった親族から相続した空き家ですが、活用方法に困っている人はたくさんいます。
自分には既に住んでいる住宅があるので、空き家をリフォームして賃貸物件として貸し出したいと考える人や、リフォームした空き家を売却したいと考えている人もいます。空き家をリフォームするときに検討しなければならないものに「ブロック塀」があります。
ブロック塀は、外からの視線をシャットアウトしてくれるのでプライバシーの保護になるという利点もあれば、敷地の境界線をはっきりさせる役割も果たせるので、隣の家の住民とのトラブルも最小限に抑えることができます。そのように、なにかと便利なブロック塀ですが、幾つかのデメリットもあります。
例えば、コンクリートの地色の灰色が原因で、住宅のイメージが暗くなってしまったり、コンクリートや中の鉄骨の老朽化が原因で倒壊してしまったりという危険があります。
しかし、そのようなデメリットも「化粧ブロック」を使えば解決できます。
今回は「化粧ブロック」について詳しくご紹介します。

「化粧ブロック」とは?

私たちがよく街中で目にするブロック塀と言ったら、一般的に灰色の「CB」と呼ばれるコンクリートブロックではないでしょうか。
そんなコンクリートブロックの表面に着色や塗装を施したり、研磨や切削で模様を付けたりした加工されたコンクリートブロックを「化粧ブロック」といいます。
「化粧ブロック」は、デザイン性に優れているため、「化粧ブロック」を使うだけで住宅をおしゃれに演出することができます。また、色や表面加工の種類も豊富にあるため、住宅の雰囲気に合わせたコーディネートも可能です。

「化粧ブロック」のメリットとは?

デザイン性が高く用途も幅広い「化粧ブロック」ですが、デメリットもあります。
デメリットとして挙げられる点は、その価格です。レンガや石垣よりも低価格ですが、「化粧ブロック」は、通常一般的に利用される「ブロック塀」と比べるとやはり価格が高くなります。
しかし、このデメリットも、工夫しだいで解決できます。例えば、家の正面やよく人目につく場所には「化粧ブロック」を設置して、家の裏やあまり人目につかない場所には低価格な通常のブロック塀やメッシュフェンスを設置するなどのちょっとした工夫で価格を低く抑えることができます。

「化粧ブロック」の設置は専門業者にお願いする

空き家のリフォームにおいて外壁を「化粧ブロック」にする場合、自分で工事を行うのではなく、専門業者に工事を依頼しましょう。
稀に、自分で「化粧ブロック」の設置工事を行う人がいますが、専門知識や技術力のない人が行なうことで、倒壊などの恐れがあり危険です。地震などの自然災害が問題となっている現在の日本において、倒壊の危険性は日々高くなっており実際に大きな事故による被害も増えています。
「化粧ブロック」の設置を考えている方は、リフォーム工事前に、専門業者に「化粧ブロック」の設置について相談してみることをおすすめします。

まとめ

今回は、空き家のリフォームをする場合に利用できる「化粧ブロック」についてご紹介しました。
一般的に利用されているコンクリートブロック塀だけでなく、デザイン性の高い「化粧ブロック」を利用することで、住宅の雰囲気をおしゃれに仕上げることが可能です。たくさんのメーカーが「化粧ブロック」を取り扱っているので、きっと皆さんの納得いく「化粧ブロック」を見つけ出せるに違いありません。
「化粧ブロック」を上手に利用することによって、大切な相続財産である空き家をおしゃれに変身させて、空き家の有効利用を目指してはいかがでしょうか。