最新版:大阪市における解体工事費用の補助金制度 5

日本全国の約800の自治体には、耐震化促進事業などの一環として、解体工事費用を賄うための補助金制度を実施しています。
大阪市にも、快適で安全な街づくりを目標に、8つの解体工事に対しての補助金制度を設けています。
今回は、その内の1つを見ていきましょう。そして、補助金制度を利用するにあたり、注意しなければならない点も考えていきましょう。

大阪市民間建築物吹付けアスベスト除去等補助制度

大阪市はアスベストによる健康被害の拡大を防止するために、解体工事の際に問題となるアスベストの除去などにかかる費用の一部を補助する制度を設けています。
対象となる建物は、大阪市内にある民間が所有する建物で、飛散性の高い「露出した吹付けアスベスト」の使用があるものです。
対象となる建物の所有者は、アスベストの含有調査や除去工事などの対策を行なう際にかかる費用の一部を補助してもらうための申請を大阪市に出すことが可能です。
補助金額は、以下の通りです。
  • アスベスト含有調査
    上限額は25万円
  • アスベスト除去工事等
    除去工事等にかかる費用の1/3で、上限額は戸建住宅の場合は20万円、戸建住宅以外であれば100万円
申請に必要な書類は以下の通りです。
  • ・大阪市民間建築物吹付けアスベスト除去等補助制度補助金交付申請書
  • ・登記簿謄本等当該建築物の所有者等が確認できる書類の写し
  • ・補助金交付額算出書
  • ・収支予算書
  • ・吹付けアスベスト除去等事業計画書
  • ・当該建築物、補助対象部位等現況が確認できる写真
  • ・アスベスト除去工事等にあっては、吹付けアスベスト等の存在を証する書類の写し
  • ・補助申請にかかる吹付けアスベスト除去等の見積書の写し
  • ・付近見取図、配置図、各階平面図、立面図、断面図等で補助対象部位を明記した図面
  • ・当該建築物の建築年月日及び用途が確認できる書類(確認済証、検査済証等)の写し
  • ・当該建築物の所有者等として適切な者であることを証する書類
以上の書類を、大阪市都市計画局に提出してください。
5回にわたって、大阪市で解体工事を行う際に利用できる補助金制度を見てきました。大阪市で解体工事をする予定の方は、是非、参考にしてください。

自分でできる節約方法

しかし、補助金制度を利用することができたとしても、全額ではないので、解体工事は経済的に大きな負担となります。補助金を利用してさらに自分でも節約することによって、解体工事費用を安く抑えることが可能です。
自分で節約できる方法をご紹介します。
不用品は自分で処分
解体工事で出る不用品を自分で処分することで、解体工事にかかる費用を節約できます。
例えば、不用品処分を解体工事業者に依頼すると、トラック一台分の費用が6万円ほどかかります。
これを自分で行うと、自治体へ引き取ってもらう費用の数千円で済む可能性があります。さらに、使えそうな不用品(家具など)はリサイクルショップなどに売ってしまえば、多少の現金が手に入る可能性があります。
建物滅失登記を自分で行う
解体工事が終了した後に提出する書類に「建物滅失登記」があります。
基本的には、司法書士などが代行して手続きをしてくれますが、自分で行えれば費用の節約につながります。代行費用は、一般的に5万円ほどですから、大きな節約につながります。
解体工事を直接解体工事業者に依頼する
解体工事を工務店や不動産屋に依頼することもできますが、そうなると、解体工事業者などとの間に中間マージンが発生するため、解体工事費用が割増しになります。
解体工事業者に直接工事を依頼することをおすすめします。

まとめ

解体工事には、活用できる補助金制度があることを見てきました。
補助金制度は、国が管理している事業ではなく、各自治体が行っている事業です。
大阪市にも現在8つの補助金制度が用意されています。補助金制度を上手に利用してお得に解体工事を依頼しましょう。