アスベスト解体工事はどのように行われるのか?流れと気を付けるべきポイント

アスベストは、人体に有害で健康被害を及ぼすことが知られるようになり、現在では、法律によって使用が厳しく制限されています。
そのため、現在の建築物にアスベストが使われていることはほとんどありません。
しかし、古民家の解体工事を行うにあたっては、家屋にアスベストが使われている可能性が高いため、適切な除去または処理を行わなければなりません。
この記事では、解体工事を行う前に行なわれるアスベスト除去工事について解説していきます。

アスベストを含む建物の解体工事

アスベストを含む建物の解体工事を行うには、適切な手続きを行わなければなりません。
どのように、解体工事前のアスベスト除去工事は行われるのでしょうか。
工事の流れを見てみましょう。
  1. アスベストの事前調査を行う
  2. アスベスト解体工事の届け出をする
  3. 近隣挨拶でアスベスト解体工事について説明する
  4. アスベスト工事を実施する
  5. 建物解体工事そして整地を行う
  6. アスベストをふさわしく処理する

アスベスト工事の実施

アスベスト工事を実施する際、工事内容を記した掲示物を設置する必要があります。
さらに、工事関係者以外の立ち入りを禁止する掲示物も設置し、近隣住民の安全に配慮します。
また、解体工事を行う建物の周辺に足場を組んで養生シートで覆い、解体工事中にアスベストが敷地周囲に飛散しないよう対策を実施します。
このように、アスベスト工事は、通常の解体工事よりも入念な安全対策が求められると言えます。
さらに、アスベスト工事を行う作業員は、マスクや保護衣、そして作業衣を装着して作業を行うことが義務付けられています。
アスベストの飛散防止対策としては、水をまいたり、飛散防止剤をまいたりして作業場周辺の湿地化を行います。

建物解体工事そして整地

アスベスト工事によるアスベスト除去がだいたい終了したら、ほこりの舞い上がりを防止するために十分に散水を行いながら、屋根、基礎、構造体などを解体していきます。
そして、家屋の解体が終わったら、敷地内の不要物を撤去そして処分してから敷地の整地を行います。
整地を行うことは大切です。なぜなら、整地次第で、その後の土地の価値が大きく変化してしまうこともあるので、十分に配慮する必要があります。

アスベストをどのように処理するのか

解体工事業者は、アスベストを「特別管理産業廃棄物」として廃棄します。
アスベストを処理する際、周囲にアスベストが飛散しないように注意します。
また、産業廃棄物業者にアスベストの処理を委託する場合は、業者にマニフェストの発行が義務付けられているので、依頼者は解体工事業者に解体工事を依頼する際、マニフェストの発行の確認を行うことは重要なことです。
依頼者は、解体工事を業者にすべて委託することになりますが、もし解体工事業者がアスベストを正しい方法で処分しないと、解体工事を依頼した人も法律で厳しく罰せられてしまう可能性があるので注意しましょう。

まとめ

今回は、アスベストを含む建物の解体工事に関して考えてみました。
アスベストは身体の健康に有害な影響を与えます。そのため、解体工事を行う際、事前に、解体工事業者にアスベストに関しての対応を十分に確認しておくことをおすすめします。
近隣とのトラブルを防止するためにも、解体工事前に十分に調査を行うようにしましょう。